「ピッキング」って言葉、一体なんでしょう？
2000年頃から顕著になってきた「ピッキング」という手口を使う窃盗団、下火になったといわれますが、依然として都内をはじめ、全国各地、特に都市部で被害が出つづけております。
取り締まりの強化や、皆様の防犯意識の向上などで一時に比べ被害が少なくなってるとはいえ、現在の日本の経済情勢からみると今後も治安の向上は難しく、被害は出続ける事になるでしょう。
ピッキングとは本来、錠前技術者が、カギを紛失されたお客様などのご依頼を受けて、かぎ穴を壊さず開錠する専門技術です。窃盗団は日本の錠前が比較的ピッキングに弱いものが多い事に目をつけ、その技術を悪用し計画的に犯罪行為におよんでいるようです。
このピッキング被害の傾向として、ある特定の種類のカギ穴がついている錠前が集中的に狙われており、残念ながらその機種の錠前であれば、狙われてしまった場合、ごく短い時間でドアを開けれ侵入されてしまいます。
今お使いの錠前がその機種である場合や、ピッキング対策のものでない場合、
対策としては、ピッキングに強いカギ穴に交換するシリンダー交換、ピッキングに強い補助錠の取付などがありますが、当店では特に、補助錠の取付による１ドア２ロック化を強くお薦めしております。
単にピッキング対策だけであれば、現在お使いの錠前の鍵穴をピッキングに強いタイプのキーシリンダーに交換すればよいのですが、残念ながら現在の窃盗団の侵入手口はピッキングだけにはとどまらず、シリンダー交換では不十分な情勢になってきつつあるからです。
ピッキングという手口に加え、バールや電動工具などを用い、錠前やドア自体を破壊したり、ドアについてるポスト口を広げて手を入れたり・ドリルでドアそのものに穴を開け工具を差し入れてドア内側の開錠ツマミを操作してドアを開けて侵入したりと、より悪質で暴力的な破壊による犯行手口に移行しつつある傾向にあり、被害が報告され始めております。
また、警察庁の発表でご存知のとおり、「カム送り」「バイパス開錠」[サムターン回し」といった新手の手口も今後の増加が懸念されておりますし、それ以外の手口も一部で確認されております。
お使いのカギが上記の機種ではない場合でも、ドアに錠前が1つしかついていない場合、そのような犯行のターゲットになってしまう可能性は大いにあります。
そこで当店では、今後よりいっそう悪質化するであろうドロボウの侵入手口に対し、将来的にみて最も効果的な防犯対策である補助錠の取付をお勧めしております。１ドア-・2ロック、3ロックといった欧米並みの多重施錠が今後の日本でも必要になるでしょう。
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